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【バイブル紹介】僕の人格形成をした本・漫画・アニメ5選

11月。早朝ジムに出かけるときはうっすら寒いし、仕事の帰りの夜道の空気は寒さと疲労も相まって身を切るよう。この肌の感覚を味わうのも今年で26回目。そう僕は26歳。

時間は止まらないし、確実に進んでいることばかりを叩きつけられる。それでも過去を振り返ると今の自分があるのってあのおかげじゃないかと思うことも多数。

今回はそんな自分の人格形成となった本をいくつか紹介したい。

キノの旅【小説(ライトノベル)】

「世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい。」

このキャッチコピーを初めて見た僕は確か小学2年生くらの頃だったはず。つまり7~8歳の頃。ほぼ20年前と考えると時の流れをビシビシと感じる。

そして小学校2年生にこのキャッチコピーの意味はまったくわからなかった。今もだけど僕のおつむは残念な方に秒速10万キロメートルで進んでいる。進化し続けている。

何もわからない、けれどもやたらと心惹かれた。だから僕は手に取って本を読みだしたんだ。

旅人キノと喋る二輪車エルメスが個性豊かな様々な国を旅して巡る。概要だけをいうならそれだけのストーリーなんだけど、それがめちゃくちゃ面白い。

小学生の頃はただ単純に冒険大活劇として読んでいたんだけど、今も発刊されている最新刊を読んでみると実に現実への皮肉が効いている。

そしておもしろいのが常に二つの視点と思考があること。主人公キノの視点と思考、喋る二輪車エルメスの視点と思考。

物事は常に一側面だけで全てを測ることはできないし、自分の中の情報だけで世界を断定できるほど自分は優れていない。けれどそれでも自分なりに生きて、毎日を進んでいく苦労と楽しさを探し出すヒントになる。

キノの旅はそんな本。僕に思慮深さ(実際に深いのかはさておき)を与えてくれた本になる。

キノの旅電撃文庫の公式サイトはこちら

精霊の守り人【小説】

たぶん元祖おねショタ冒険忌憚

この本も小学3年生の頃に読んだ。当時としてはかなり珍しいなと思ったのが女性主人公のバルサが30歳なのに対して、男主人公であるチャグムは第二皇子、いわゆるガキンチョだった。

世界の表と裏を知っている経験豊富な女性と、閉じた世界で蝶よ花よあなたは神よと育てられたチャグムの凸凹感が見ていてたまらなく面白かった。

何も知らなくて威張るよりも、きちんと物事を知っていて経験している。それだけここまでの差が生まれるんだなと知識と経験を積んでいくことの重要性を肌で感じた。

あとエロも期待していた。だっておねショタだもん。でもそんなシーンは僕の記憶には一切ない。つまり本編にもなかった。はず。

守り人シリーズの公式サイトはこちら

ハヤテのごとく!【漫画】

高校生の背負う借金が1億5680万4000円

不屈の精神と強い肉体があればたぶんどうにかなる。そんな諦めの悪さをたぶん学んだ。知らんけど。

正直漫画は最終巻まで見ていない。それでも自分が小学生のあの頃に多大なる影響と黒歴史を与えてくれたのもまた事実。

自分は今も奨学金以外にも借金があって返済に悩んでいるんだけど、この漫画の主人公である綾崎颯が背負う額に比べると微々たるものである。頑張ればすぐに返せるだろうって思える。

この影響が後々まで響いていろんなバイトをしたとか、ママチャリで原付を追い抜かすことができる速度まで出せるようになったとかはまた別の機会に話したい。

この漫画で僕が学んだことは人へのリスペクトを欠かないことと、タフな肉体と精神の必要性だった。

作者の畑健二郎先生のTwitterアカウントはこちら
※公式サイトもあったのですが、ssl化がされておらず僕の判断で先生のTwitterへのリンクとしました。

烈火の炎【漫画】

エロは力になる

初めて漫画でえっろ・・・ってなったのが烈火の炎。小学3年生の頃に読んだんだけど、マジでこの時期に読むと性癖が狂うと思うからタイミングとしてはおすすめしない。

とはいえ、作者さんの乳首の描き込みの練度が巻数を重ねるごとに増していくのが目でわかるのって僕が読んできた漫画ではこの本が随一。

主人公である烈火、その友人である土門もエロが関わると本来の力以上に力を出すようなシーンがあった。ような気がする。あったかなぁ。何はともあれエロは力になるのだ。

作者の描き込みの努力・ストーリーの中で大暴れする男たち。みーんなエロが関わると強くなっていく。僕もエロに正直になって強くなろうと思った。

少年サンデー烈火の炎の公式サイトはこちら

涼宮ハルヒの憂鬱【アニメ・小説(ライトノベル)】

僕のオタクの始まり

小学生の4年とか5年とかその辺りにアニメを見た。夜中起きてテレビチャンネルを回していた時に放送されていて、絵が気になってそのまま見始めた。たぶんこれが運の尽き。ここから今まで続いている長い長いオタク道が始まってしまう。

たしかこの頃の僕の口癖は「おいおい、勘弁してくれ」だった。明らかに主人公のキョンを意識している。恥ずかしいから記憶から消したい。けど記憶を消してもまたハルヒは見てそうだし、きっとこの因果からは逃れられない。

そしていち押しポイントなんだけど、キョンというキャラは普段は脱力しているくせに、締めるところはとことん締める。男気を出すところはとことん男気を出す。このギャップに惚れない男がいるだろうか。いや、いない。

人はギャップに萌えるんだね、そう小学生の頃に覚えた僕は人たらしの天才になれるかもしれないとか思っていた。

結果はただのコミュ障になった。ハレ晴レユカイをクラスメイトの前で踊れていた活力はどこに消えたんだろう。ちなみに未だに空で踊れます。

スニーカー文庫涼宮ハルヒの憂鬱公式サイトはこちら

大事なことは小説・漫画・アニメから学んだ

人格の形成や、自分の中で大事にしていることのほとんどを僕は小説や漫画・アニメから学んだといっても過言ではない。今も自己啓発本などを読んで色々な知識を詰めるようにはしているが、大元の考えはやはりこの時代に形成されたものだ。

それでも僕が愚かなのか、人類が愚かなのかわからないけれど大事なことを学んだはずなのに全く活かせていない。赤ちゃん帰りしそうになるくらい活かせてない。

これからも大切なことを装備品として積み上げていく

人格形成っていうのは自分の大切なもので肉体を作ること。それ以降で学んだことって基本的にただの装備品だと僕は思う。根本は大きくは変わることはない。

それ故に自分の人格と合う装備品を見つけるために今日も学んでいくしかない。

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