唐突ながら最近の僕の話をさせてほしい。とは言え特別なことじゃない。単純に仕事で失敗をしたっていう話なんだ。
内容はコンプライアンスのため詳細には話せないんだけど、WEBサイトの設計で1つ失念していた部分があったんだ。見た目・機能上としては問題のない部分だけど割と大切な部分で謝罪も必要になった事象だけど、僕はそれでもその失敗を誇っている。
自分が選んだことは自分だけが誇れる
僕は今回の失敗もそうなんだけど、過去にうつ病になってから自分の失敗は誇るようにしている。それは自分のメンタルの安定のためでもあるんだけど、そういう選択をしてきた自分をせめても今の事柄は解決しないからだ。
さらにいうとその時その場所で決断を下して仕事を進めなければサイトはオープン自体が難しかった。そんな自分の頑張りを1ミスで0点にしてしまうのはバカげている。0:100の世界で生きているわけじゃないんだからそこまで極端にならなくてもいいってことを伝えたい。
だが、それで相手に迷惑をかけたのは事実だしもちろん謝罪にも行っているし、今後の対策・対応も話を進めさせてもらって納得をもらっている。そこは人としての礼節だろうしね。
そして加えて、自分の今回の失敗は原因がわかりやすかった。なら後はどうするかというと、自分や周りの人が今後同じ失敗をしないシステムを考えて実際に行えばいいだけなんだ。自分のミスに向き合うのは全然気乗りしないけど、それさえしておけば今後同じことは起切ることはない。
でも本当に気乗りしないんだよね。
自分の失敗を誇れるメンタルの準備方法
上述したようなメンタルを僕が生まれて早々に持っていたかといわれると全くそうではない。なんならそんなメンタルがなかったことが、うつ病になった一つの要因だったかもしれないしね。
話を元に戻して、僕なりの自分の失敗の誇るためのメンタルの準備方法は【あの場で僕と同じことができる人間は僕以外いなかった】ことを認識することだ。
抽象的でわかりにくいし、少し具体的にしてみよう。
学生時代にテスト前はテスト勉強をしていた人が多いと思う。けれど、本当はもっと遊びたいし、寝たいし、友達とだらだらしたかったはずだ。それでもテスト勉強を選んだ君。そういうことは人に言われて素直にできるものじゃない。あの時、あの場所で同じ感情と感性を持っている人間なんて一人もいないのに、君は君だけの選択をした。君以外にその選択をできる人はいないんだ。
こういった日々の事象の大きいものから小さいものまで、自分の選んできた事柄を自分だからこうできたと考えるクセをつけるんだ。それがいつか失敗を誇れるメンタルの礎になるからね。
落ち込むことに対して否定的にならなくていい
さてさて、こんな話をしているとあなたは落ち込まない人だからって声が聞こえてきそうだけど、僕はどっちかと言えばめちゃくちゃに落ち込むんだ。
そういう時はもう思いっきりへこむしかない。もうどうしようもないくらいうつ病のときなんかはへこんでいた。常にプラスの状態にいなくてもいいんだ。長い人生ずっとプラスの人間なんていないだろ。マイナスの波を乗り切ればいきなりプラスにはならなくてもプラマイゼロくらいにはなる。ニュートラルの状態は悪い状態じゃない。
若いうちに失敗しておけの正体は時間の取り返しがつきやすいこと
失敗の話をしているとかならず出てくる説教の一つとして【失敗は若いうちにしておきなよ】というものだ。
これは単に僕が思うに早いうちに失敗をしたほうが教訓を生かす期間も長くなると見込めるし、失敗した後の取り返しもしやすいから言われているだけ。
失敗しないなら失敗しないに越したことはないし、失敗しても僕みたいに誇ればそれでいい。借金的な失敗になると本当に若いうちにしておいたほうがいいとは思うけども、それはまた別の話になるね。
物事を長く続けてると失敗の方が多い
NBAのスーパースターであるコービーブライアントを知っているだろうか。彼は1996年にNBAへデビューし、2016年にNBAを引退した。そして2020年に突然の不慮の事故で亡くなった。当時NBAをあまり見なくなっていた僕ですらかなりショッキングなニュースだったことを覚えている。
彼はとってもチャレンジングな選手だったと当時中学生ながら彼のプレイを見ていて思ったことは記憶にこびりついている。
そんな彼の記録を見てみると2014年にNBAの歴代シュートミスのNo.1になっている。それでも彼は間違いなくチームを勝ちに導いてきたリーダーであり、みんなから愛されているスーパースターなんだ。
コービーはNBAに約20年も在籍していて、ポジションはシューティングガード。強固なディフェンスとチームを引っ張る得点力が必要なポジションでプレイし続けてきた。
その長い間彼はアグレッシブにゴールへ向かい続けている。その結果の失敗回数の多さだと僕は理解しているんだ。失敗は怖がるべきじゃないと、今の僕に気づかせてくれたのも実はコービーを思い出したから。
メンタルの維持方法(自分の整え方)を持っておくことは大切
どんな場面でも失敗っていうのは何かをし続ける限りついてくる。失敗のリスクを減らしておく努力は最重要だし、失敗を想定に入れておくことも大切。それでもいつかは来てしまう失敗のために自分の整え方を知っておく・確立しておくことは僕からおすすめしておこう。