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人を助ける相談の乗り方【友人やパートナーなど大切な人を助ける】

生きていれば誰かから相談を受けることもある。なんていったってこのお一人様のプロの僕ですら相談をすることもされることもあるからだ。そんな相談という行動を軽く見てる人も多いが、場合によっては運命を左右するような相談もある。相談はそれほどに重要な側面も持ち合わせているんだ。なら相談の乗り方を自分が鬱とかまで落ちた人間として、体験も交えながら話したいと思う。

結論、相談は会って話しを聞くことに意味がある

とりあえずここだけ読んだらもうページを閉じてもろても構わないんだけど、基本的に相談で大切なことは意外なほどにシンプルで”相談主と顔をあわせて話しを聞く”ことだったりする。

そもそもなんで自分に相談がやってきたのかを考えてみてほしい。相談主の周りにいる人よりも自分の方が信頼されていて、周りの人にその悩みを話せないからだ。だからこそ自分に相談がやってくるし、相手は自分に助けを求めている。ならそれに応えるべく、相談を受ける側がすることは【時間の調整・場所のセッティング・自分のコンディション調整】の3つだ。

そのどれもが相談してくる側に今以上のストレスをかけないようにする気配りだ。弱っている人にもろもろの調整をさせるのはさすがに酷。

相談相手が求めてるのがアドバイスなんかじゃない

これは男性にとても多いだけど、相手が何を求めていても勝手に自分の結論をアドバイスをしてしまう。それが適切な場面とそうでない場面がもちろんあって、特に相談をされているときは不適切。

一度思い浮かべてみてくれ。基本的に人に相談をするときは自分が何かに悩んでいたりうまくいってなかったり気持ちがマイナスの状態にいることがほとんど。そんな中「俺はこう思うし、なんならそれが正しいだろ。」みたいな正論パンチをかまされた日には鬱状態の僕なら身投げをしている。

僕個人の考えをはっきりと明言しておく。相談側が相談する相手に求めていることはご高説を垂れたアドバイスなんかじゃない。

相手の立場で最悪の状況を考えることのできる人間は少ない

相手の立場に立って物事を考えろ・・・なんて小学生から言われてきたセリフ。にも関わらず大人になってからもそれができない人が多いというか、ほぼ大多数。

この考え方が何故大切なのか、それはあらゆる可能性に目を向けることができる視野・視座を持っているか。それが本質だと僕は考えているんだ。

相手の立場で一番いい状態はどんな状態なのか、逆に悪い状態は?そのギャップを埋めるには?など相手の立場に立って物事を見つめることでその人に寄り添った話しができるようになるし、話しを聞いて共感することもできる。

余談で体感の話だけど、最近はストレートに物事を伝える・正論が一番みたいな風潮があるなーとSNSを見てると思う。SNSだから相手に会うことはほぼないにしても、この言い方だと相手は不快じゃないだろうかって考えてなさそうな発言が多すぎる。

相談の時間は午前中がベスト

完璧に偏見で話すけど、相談されるにしてもするにしても朝の時間がいい。

夜にふとした悩み事が頭をよぎって気になり続けて眠れない…って体験はほとんどの人がしたことがあると思う。夜に相談を乗ると相手が寝る前にこの状態になってしまう可能性があるんだ。体験として僕は鬱のときに寝る前に不安な出来事を思い出して2日ほど寝れなくなった。これは極端な例かもしれないが、そういう人が世の中にはいることを知っておくべき。

だから夜に相談を受けたことで相手の自己肯定感がバク下がりして、寝れなくてさらに悩み事が加速するってこともなくはない。不安要素を消すためにも可能な限り相談する・されるにしても午前中を僕はおすすめする。

相談に乗るときは相手の落ち着ける場所を聞いてみる

次に相談に乗る場所の選定だ。ここはそんなに難しく考えなくていい。相手に話しやすい場所を一回聞いてみることをおすすめする。自分が安全だと思っている場所も相手からすればそうでない場合もあるからだ。

もしそこで相手がどこでもいいと言うなら騒がしすぎないカフェが無難だ。他の人の話し声で自分の話声がお店に響き渡る心配もないし、温かい色の照明や飲み物は安心感を与えてくれる。お店の名前を出すとコメダなんかは最高に相談に乗りやすい。

相談を聞く自分のメンタル・体調などのコンディションも大切

盲点かもしれないが、相談にのる時は自分のコンディションも大切だ。仕事や学業がうまくいかなくて落ち込んでいるとき・ストレスが溜まることがあってイライラしているときに冷静に相談に乗れる自信があるだろうか。僕はまだまだガキなので正直ない。

だからこそせめて相談があるってわかってるタイミングには自分のコンディションを合わせるようにしている。それが相談を受ける側の真摯な対応だと僕は考えているからだ。

本当に大切な人からの相談なら人生の一端を背負い込むくらいの覚悟で挑め

めちゃくちゃに大切な人、それは例えば生涯の親友かもしれないし、運命を誓ったパートナーかもしれない。なんにせよ大切な人からの相談を受けるなら僕はその人生の一旦を背負い込むくらいの覚悟で挑むべきだと思う。

なんせ僕が鬱だったとき、人に相談はしなかったものの、相談していてあまりにもな対応をされていたら言葉は悪いがきっと死んでいた。

だから本当に大切な人からの相談ならその人の人生の一端を自分が背負い込む気概がいる。自分がぶっ倒れて自分が持つようになった心持ちの1つなんだ。

親でも友人でも友達でも、相談できる人は稀少

年齢を重ねるごとに人はみんなプライドができていく。自分がこれまでやってきたことやこれからやっていきたいことへのプライド。そうしてプライドが育っていくとなかなか人に相談をすることが難しくなってしまう。

自分にそんな確固たるプライドができる前に信頼できて相談できる人を作っておくことがいちばん大切かもしれないし、今後もそうしてもらえる人でありたいと僕は精進する。

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