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2022年版:現代スパチャ論【人の人生に金を貢ぐときは慎重に】

スパチャに課金、世の中ダイレクトに会社や個人にお金を落とせるシステムデザインが増えている。しかしながらそれで自分の生活が豊かに本当になっているのかどうか、そもそもなんで自分より収益が多いところへ収益の少ない自分が金を落とすのかよく考えてみてほしい。

ちなみに僕はスパチャのシステムは好き。実際にしたことはない。

応援=現金ビンタに変化していっている

ここ最近はユーザーの応援が長くそのサービスを使うことや、知人などをそのサービスを使ってみない?という誘いをするんじゃなくて一人一人がお金を落とす風潮になっている。その風潮はもちろん止まるものでもないし、実際に流行っているからユーザーの心をがっちりと掴んで離さない。何より発信者としてもありがたいシステムだと思う。

けどスパチャする君らよ、リミットが外れてるやつ多いやろ、よく考えろって話。

スパチャ額を計算すると明らかに自分より高所得

お金持ちと話す機会があるからありがとうと言ってお金を差し出す人間はいないのに、ネット活動で一方的に話している小金持ちにありがとうと言ってお金を差し出す人間がいるのが個人的にはめちゃくちゃに興味深い。

極論下民が貴族にありがとうございます!って言って自分の飯を差し出している状況。なんでお前今日のおまんまも危ういのに感謝して飯を献上しとるねん。

YouTubeのスパチャの上限は1回5万円

YouTubeの仕様でスパチャ1回の上限金額は5万に決まっている。Vtuberの配信なんかだと平気な顔をして赤スパ(金額で色分けされていて、1万を超えると赤色になる)が飛び交っている。正直2万のスパチャでもえぐい。僕の手取り17万だからだいたいそれで手取りの12%くらいを差し出している。

君ら給料高すぎない?

お金持ちでも自分のお金を守る・増やすのに必死

世の中でいうお金持ちですら、自分のお金を増やすのに必死なんだ。あなたが属している会社も、学校も今よりもよりよくなっていかなければいけないという想いでみんな頑張っている。

学校であれば担任の先生は一人でも多く有名な学校に進学させて遠方からも人が来るように努力をする。会社であれば来期はより業績を伸ばして、会社のキャッシュを貯めてそれを元に・・・と努力をする。

そんな俗にいう社長や会社役員などのお金持ちに分類されるであろう人でも日々自分のお金を守って増やすのに必死。

僕も守ろうとしているのに貯金残高273円。意味わからん。

人が金を出すときは長期的にメリットがあるとき

会社の給料も言い換えれば新卒や入社した人へのスパチャとも言える。それを出すのは長期的に会社に大してメリットを与えてくれると会社のお財布が判断したからだ。

他にも僕たちが何かものを買うときも【本当に好きだから】という直感的理由と【これがあればしばらくは大丈夫】っていう安心感も含めて買っている。

100均で商品を買うときに「まぁ・・・100均だしね!」って意気込みで変えるのは消費が少ないから安心感の方を捨てられるためだ。

2年使える10万円のスマホと3か月で壊れる2万円のスマホがあればほとんどの人は前者を買うだろう。

スパチャは嗜好品

買い物や応援って考えるとスパチャは金額の割にメリットが少ないものだと僕は思っているんだけど、嗜好品って考えると一転してありだなとも思える。

というのも僕は過去タバコを吸っていた。週に3箱とかなくなるとこんな計算になる。

(3箱 × ¥500) × 4週間(1月) =¥6,000

割としっかりスパチャできるほどの金額になる。

長期的栄養にはならないけど、今生きてる瞬間を楽しむため、自分の生活を切り詰めないレベルのスパチャはきっと良い薬になる。冒頭にも書いたんだけど、リミットを外れてる奴はそこをよく考えてほしい。お前がそれで倒れると、お前のスパチャを頼りにしていた推しが路頭に迷う可能性が上がるんだぞ。

人間はデメリットがあるものの方が実は好きなのかもしれない

やたらとこれ以上は時間をかけてもしょうがなさそうな仕事に精を出す人、テストで点を取るためだけなら覚えなくてもいいところまで覚える人、重たいレザーの鞄を大切に使っている人。

いろんな人がいるんだけど、上述した人たちには明らかにデメリットがついて回る。

仕事ならさっさと切り上げて次に進めるほうが効率はいいし、点数で偏差値が決まる学生なら点をとるための努力に振った方がいいし、鞄も軽い方が疲れない。

それでもやってしまうってことは人間は実はデメリットがある方が好きなのかもしれない。人類みんなドMなんだろうな。

人の人生に金を貢ぐときは慎重すぎるくらいでいい

自分の推しの毎日の生活を守るためにも自分が健康的に生活して長い期間応援することが大切だ。「推しは推せるときに推せ」なんて言うけど、それは自分が「推せる状態にある」ことが大前提。推せる状態で常にあるためにお金の管理を慎重にすべき。

彼女へのプレゼントもプランを考えて慎重に組み立てるんだから赤の他人の推しにお金を貢ぐときはそれ以上に慎重になっても損じゃない。むしろそこでバランスを崩した方が推しも自分も損をしてしまう。だって推せなくなるかもなんだもん。

自己スパチャも忘れずに

最後に他の人ばかりに何かを援助する前に自分へのスパチャも忘れないでほしい。好きな洋服を買うもよし、行ってみたかった場所に行ってみてもよし、もちろん自宅でダラダラするためだけに出前をとったりしてもよしだ。

一度自分に焦点を当ててみて、自分へのスパチャも検討してみてほしい。

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