普段から人と話しているだろうか。
この問に人類のほとんどはyesと答えると思う。マジで人と話していない天才たちはそのまま生きてほしい。
その延長なのか最近は「Noといえる日本人」のように「何を言うか」が重要視されているが、それと同じくらいに「どのように言うか」も大切なんだ。
なんでもNoと言えばいいもんじゃない。人は共存して群れで生きる生物。下手な軋轢を生まないために「どのように言うか」を覚えておくのは大切。
すぐに使える言い換えシリーズ
本質ではないけれど、最初のとっかかりとして簡単に言い換えられて相手に言い換え前よりも良い印象を与えることができるものを独断と偏見でピックアップした。よければ今日から使ってみてくれ。
この仕事(〇〇)やっておいて→この仕事(〇〇)を手伝ってほしい。時間は〇〇までに。僕が他に何かできることはあるかい?
相手に頼み事をするときは相手の時間を使うっていう意識を最低1トンからもった方がいい。またやってもらってばかりだとあいつは・・・って下に見られがちだから等価交換をする。等価、とは言ったけどポイントはお互いに短時間(長くても15分程度)で終わる物事のレベルをお願いする。もちろんもっと時間がかかる事象もあるだろうけど、そういったこともさっと引き受けてもらえるのかは普段の行い。一緒に何かをしていく人は思ったよりも周りのことに敏感だと捉えておいて損はない。
あ~、ハイ。どうも。 → ありがとうございます!+(その時々に合う言葉)
雑になりがちな感謝だけど相手にちゃんと伝えるべき。ここでは言い換えももちろん大切なんだけど、それ以上に相手のを目を見ていうことが一番。なんなら「はい、どうも。」でも相手の目を見て会釈するだけで好印象になる。おすすめ。
絶対〇〇 → 個人的には絶対〇〇だけどそっちはどう?
「絶対」っていう言葉は強すぎて諸刃の剣。プライドが高い男が「絶対」って使うと後から間違ってて道を正した方がいいのに「絶対」と言ってしまったがために後戻りできなくなりやすい。YouTubeのサムネとかで煽り文句としてみるけど確証は基本ないことを忘れてはいけない。あくまで個人の主観では絶対これはこうだと思う、レベルに収めた絶対にしよう。
なにかありました? → 雰囲気がいつもと違うように感じましたけどなにかありましたか?
なにかあった?だけだと大雑把すぎて相手が返答に困る。人との会話の中で僕が心がけてるのは基本的にストレスにならないこと。考えさせなさ過ぎてもよくないし、考えさせすぎてもよくない。だから相手の返事をより具体的に話しやすいようにするためと「僕話し相手としてちゃんとあなたのことを見て話してます」感が出せるんだ。
「どのように言うか」の本質
言い換えはすぐに使える枝葉テクニックなんだけど、テクニックを有効に使うためには本質を理解しておかないといけない。
ゲームのルールを理解せずに試合に臨んではカモにされるだけ。
「どのように言うか」の本質は相手に自分の言っていることを腹落ちし信じてもらうことなんだ。
マイナスの印象を与えてもいいことはない
一部の大金持ちなどを除くと基本的に僕も含めて人間は群れていく生物だ。大金持ちが除かれる理由は自分以外の人に何をしても正直自分ひとりで生きていけるからなんだけど。
しかし残念ながらこの世界のほとんどを統べる一般ピープルには当てはまらない理論になる。マイナスの印象を与えるだけで自分のいる場所の居心地が悪くなったり、最悪はじき出されたり。悪いパターンになると、そこで疲弊してしまい次の居場所を見つけるのが億劫になってしまったりもする。
そうならないためにも、いずれは居場所が変わるとしても、今の人間関係をおろそかにする必要はないんだ。
気遣う余裕を養える
相手のことを考えられるということはそれだけの余裕が自分の中にあるっていうことなんだ。僕個人としてはこの余裕が増えるほどに人生の中で人としてのレベルが上がる気がする。
というのも余裕がなさそうに見えるだけで頼りにならないように感じられたり、チャンスをもらえなかったりと自分への損が発生してしまう。
実際にやるかやらないかはその時の状態に任せるしかないんだけど、そもそもの誘いが来るか来ないかのアドバンテージ差はでかすぎるから余裕を養うのは大切。
上手く伝えることを知らなかった時代の失敗
これはうつ病から少し復活してカフェの立ち上げメンバーになったときの話。
僕が捨てたキッチンクロス(数回利用可能な使い捨てタイプ)が発端で店長と口論になってヒートアップしていたんだ。その場で店長から「信頼できない人になった、本当に無理で信じられない」となかなか勢いで言われて頭に血が上った僕はこう言ったんだ。
「信じないのは結構ですけど、したことに対してこれ以上怒られても僕にはどうにもできないです。必要ないって判断なら今すぐに辞めますのでご自由に。」
その2週間後に自分もそう言った手前&普通に居心地が悪くなったため最初の契約であった3ヶ月目の時点で契約を更新せずに辞めた。
多分「どぶ水歩兵団員感」出しながら伝えると良かった。
そこで今ならこうして伝えればよかったんじゃないかっていうのがある。
びったびたに「俺あなたより下の人間です。まじ師団長すんません!!」な雰囲気・・・通称「どぶ水歩兵団員感」を出せばよかった。
自分はバイト時代にも似たような失敗をしているんだ。
その時に「どぶ水歩兵団員感」をだして会社員の人に謝ると案外許された。むしろ責任感のある男っていう評価ももらえた。マジで「どのように言うか」は大切。
必殺の「どのように言うか」雰囲気4選
「どのように言うか」っていうのは雰囲気による要素も先の体験談ででかいということもわかってもらえたと思う。
なので僕の必殺の雰囲気も4つ紹介したいと思う。
- どぶ水歩兵団員感
- 俺は名探偵シャーロックホームズ
- 族の頭+チンピラ+金魚の糞
- 感情5億倍ハッピーマン
以下それぞれについて少し解説。
どぶ水歩兵団員感
雰囲気は死地に赴く歩兵。伝えるときのコツは話し声にしゃくり・ビブラート・フォールを5:4:1の割合でのせること。
自分の必死さを伝えるときによく使うんだ。あと土下座する勢いの時。あとできる人は武士みたいな顔つきと剣幕を出せると大抵の人は折れる。
俺は名探偵シャーロックホームズ
雰囲気は英国のスマート男。人の話を聞くときに足早に結論をださずじっくりと考える。相槌は相手の目を見てゆっくりと「えぇ。」
こうすることで安心感を抱いていもらえる。人間関係の構築のときに訳立つ。
族の頭+チンピラ+金魚の糞
体育会系によって三種類をその時々でチョイスして使う。
「俺は名探偵シャーロックホームズ」で人間関係構築済みで自分が上の立場になっている場合は「族の頭」だけでいい。体育会系は基本自分を下と認めると素直に従ってくれる。
感情5億倍ハッピーマン
話を盛り上げるときのピエロや場の雰囲気をあっためる。自分が話してるときに感情をもって聞いてくれているとこっちも話しやすいじゃん?って思うのを応用してる。
自分が話をしているときにいいなって思ったことは丸パクリ
この必殺技たちも人と話しているときのいいなと思ったことを丸パクリしている。
丸パクリをすると自分の持ち味がなくなる、なんていう人もいると思うが持ち味を活かす前に自分の刃で切れるものはないと自覚した方がいい。これもまた一部の天才は除く。
ちなみに僕の刃は現状やっと切れる?いややっぱ切れないやん・・・くらい。先は長い。
伝え方はそばのように
人にものを伝えるときにはするりとひっかかりなく理解してもらう方がいい。それはまるでそばのように。なめらかなのど越しで。