自分が趣味でやっていること・部活動で取り組んでいること・仕事で携わること。いろいろな自分の興味関心の部分があると思う。そんな中である本に触発されて、こういわれてみれば確かに自分でも気にしている部分だなと思ったことをシェアする。
コピーライティングとアイデアの発想法 クリエイターの思考のスタート地点
早速。読んだ本がこれ。
名だたるコピーライターたちの思考が書かれている。僕個人としてはお名前を伺うのもはじめましてです。大先輩方ありがとうございます。という気持ち。
そんな僕の感想はさておき、僕自身は意識して言語化してこなかったんだけど、これだ!と共感が持てた部分が【谷山雅計 コピーの「とっかかり」をどうつくるか】というセクションで書かれていた言葉だ。それが【適度に知って、適度に知らない】
谷山雅計さんの代表的コピー
谷山雅計さんの代表的なコピーライトとしてTOYOTAのセルシオという車のものがある。
セルシオか、それ以外か。
一瞬目を奪われただけでもセルシオがとても特別な車に感じられる。そんな名コピー。
今ではローランドさんの「俺か、俺以外か。」というもので何となく聞いたことのあるフレーズになっているよね。
ちなみに谷山さんのコピーが世に出たのは調べてみると1996年。ローランドさんが生まれた年が1992年。僕の妄想では、ローランドさんが育つ過程で、セルシオの広告を見て影響を受けたのかなと。そうでないのなら別の可能性があれば、ローランドさんは日本を代表する名コピーライターになっていたのかもしれん。
自分の立場を見誤らない
話を戻して【適度に知って、適度に知らない】というスタンスの本質としては、自分の立場を見誤らないことだと解釈している。
というのもこのスタンスは、バランスをとることに重きを置いている。素人でもなく、専門家でもない。その間に位置する人間だからこそ、生活者と生産者をつなぐことができるコピーを深堀することができる。そういうことで僕は腹落ちした。
多くのコピーライトがロイヤル顧客へのアプローチではなく、これからの新規の消費者というのもこのスタンスはバランスをとることに重きを置いている。素人でもなく、専門家でもない。その間に位置する人間だからこそ、消費者と生産者をつなぐことができるコピーを深堀することができる。そういうことで僕は腹落ちした。
生活者から消費者へのステップ
コピーの役割は仕事内容と依頼元のターゲットによってさまざま。
とはいえ、多いのは新規の人達に自分たちの商品を知ってほしい・手に取って使ってほしいというものだろう。
そういった場合、コピーが担う役割は生活者から消費者になってもらうこと。なので基本的には無知の人が1秒に満たない時間で目を通しても「あ~どっかで見たことあるような?」となるもの。その視点が大切と忘れないことが重要と気づかされる。
そのバランス感覚を一言で表したことが【適度に知って、適度に知らない】というスタンス。
まとめ
ギターを始めたいって最近友人から相談されたんですけど、「まじ!んじゃギターとマルチとシールドとヘッドフォンとストラップと…」てまくし立ててしまって「あ…そんなにかかるならまた相談乗ってや!」と断られました。これが過度に知ってイきり散らした弊害だと思います。以上です。