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【攻略Tips】カラー・モノクロ・グレースケール

ども、カルオです。今回は入稿攻略Tips第二弾。色の話について。

ビジュアルに直接的に関係のある色見の話。ミスを起こさないためにも、もともとの仕組みを知っておくこと。および僕が普段仕事でどんな対応をしているかを話していく。

カラー印刷の基本

まずはカラー印刷の基本的なことから。 通常カラー印刷と呼ばれるものは、4色印刷が一般的になるんだ。では、その4色は何かというとシアン(cyan)/マゼンタ(magenta)/イエロー(yellow)/ブラック(black) の4色なんだ。

これらの4色が紙上で合わさることで様々な色を表現してくれるってわけだ。

CMYKで書き出した写真

黒?墨?キー?

ちなみにブラックをKと呼ぶのは、「Kuro」のK…というわけではなく、「Key Plate」のKになる。しっかりした黒を出すキーになる色、ということでキープレートだ。さらに僕の経験則的に取引先や社内の口語の場合に一番多く出る黒を表現する言葉は「墨」。

表現がいろいろあるんだけど、とにかく黒のことを指しているとわかれば問題ない。

6色印刷?8色印刷?

4色印刷よりもさらに色表現のディティールを求められる場面であれば、6色印刷や8色印刷なんていうものも出てくる。

補足的に知ってもらえていればOKだ。ここは正直な話、僕が制作会社にいる3年というキャリアの中でやったことがない。

モノクロは1色

モノクロで書き出した写真

次にモノクロ印刷。こちらは何と1色で印刷することを指すんだ。

「嘘つけ!白と黒の2色だろ!」なんて声が聞こえてくる。真実を伝えるとあの白の部分は単純に印刷がされていない場所になるんだ。

グレーの部分は存在せず、真っ黒(印刷あり)と真っ白(印刷なし)で表現されるものが、モノクロになる。

黒・白以外でもモノクロ

モノクロ印刷の原理がわかったところで、プラスの補足。黒以外のもの…例えば茶色と白で構成されるセピアなんかもモノクロの一種になるんだ。

グレースケールは256階調

グレースケールで書き出した写真

最後にグレースケールへの理解。こちらは白と黒およびその間の254階調の合計256階調で表現できるんだ。

256階調のグラデーションによって、濃淡の表現が可能になる。写真のグレースケールはこんな感じになる。ディティールもきっちり表現されている。

カラー印刷は色校正してなんぼ

ここまでで、カラー・モノクロ・グレースケールの3種の違いが分かったと思う。では実際のところ、カルオさんよ、君は普段印刷物を用意するときに画面と紙の色の違いをどうしてるねん。そういう疑問が出てくると思う。

これの答えは単純で、色校正…要するに見本・サンプルで確認するに限る。

簡易的なものでやるのか、本番と同じような環境でサンプルを見せるのかでまた見え方っていうのは変わってくる。そのあたりはスピードが必要な仕事なのか、クオリティ優先なのかで判断してもらえればいい。

満足感に直結

最後に、なんでカラー印刷は色校正してなんぼなのか…という部分についてだ。

極論を言うのであれば、色はある程度そろっておけばいい。ドンピシャのカラーコード○○…でなくても、ざっくりこの辺。っていうのでも極論おかしくないこともあるんだ。

けれども、色校正をがちがちに固める理由。それは満足感。 結局は情緒的な話になるんだけど、作る側としても作る要望を出した側としても、どうせ作るなら良いものに仕上げたいんだ。

お客さんも自分も満足をするために、色校正はがっちりとやっておくといい。

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